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第31回 就職のための基礎講座
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日時:2015.10.16(金)13:30~15:30
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報告
「障がいがある人とそうでない人の違いとは?」
「仕事を自分で抱え込んでしまう癖があるので、協力し合う方法が知りたい」
「退職して長い自分が自信をもつには。ブランクを克服するには」
「志望動機について訊かれた際、どう答えればよいか」
参加者からそのような質問があり、代表の高木がそれらに答えていく形で会は進みました。「障がい」というものについて高木は、
「障がい者を『生活または就職に困っている人』と定義するならば、それらができるようになればその人は障がい者ではなくなる」
といいます。さらに、
「“社長”と呼ばれている人の大半が、実は前の会社でうまくいかなかったり「うつ」になってしまったりなどして退職し、起業をしている」
「発達にでこぼこがある(=飛びぬけてできることがある)からこそ、司法試験など難しい資格も取れる」
などの話を踏まえ、「障がいのあるなしは実は関係がない」と話しました。また、
「頭のネジが1本ないならば、他のパーツは揃っていると考えればいい」
「人間関係とは、2mの箸を持って食事をするようなもの。自分の口に入れるのではなく、互いに食べさせ合うことで成り立っている」
というたとえ話を通じて、
「得手を伸ばし、不得手はそれができる人にしてもらうことで、仕事はうまくいく」
と、自分のできることを活かしつつ、人と協力して仕事をするコツについても説明しました。さらに、自信やブランクの克服や志望動機については、
「“働く”とは人のために動くということ。“会社”とは同じ向きのベクトル(=目標)に向かって動く人たちの集まり。経済の本来の意味は“経世済民(意訳:人を幸せにすること)”。これらの本質を理解していれば、社会で生きていける」
「20年30年引きこもっていても、就職が決まった例がある」
「未来を語る人は魅力的に見える。過去は未来に活かせるものを語ればいい」
と話し、さらに、
「笑顔(相手に対しての好意)が大事。また会社の未来や夢といった質問をすれば、社長を喜ばせることができる」
と、面接の秘訣についてもアドバイスしました。最後に参加者の方から「社長の夢は何ですか?」という質問がありました。高木が、
「『江坂を1000人の障がい者が働く街にする』『さまざまな支援施設が入ったビルを作る』といった計画を通じて『私の身近にいる障がい者たちが、将来働けるような土台を作りたい』」
と夢を語り、会は終了しました。
【アンケート回答(抜粋)】
Q.今日のセミナーで学んだことや気づいたこと、感想を教えてください。- 支援者として:しっかりと目的意識を持ち何のために生活していくのか、一緒に考えて行く。個人として:働く意味、生きる意味。
- 社長のお話を聞いているとプラスで考える事が出来るので、
すごく為になります。頭を使って時間を大切に自分の人生を生きるかという事。 - 全て勉強になりました。時間の話や、働く事、会社の事、それぞれの意味等には、すごく共感でき勉強になりました。マイナス志向な自分ですが、少しプラスに考える事が出来そうだと思いました。
- 利用者さんに新しい考えをあたえて頂きありがとうございます。私自身も今後の支援のありかたを考えれて大変勉強になりました。
- 働くとは人の為に動くということです。
- まず「働く」とは?と問うことの大切さ。
- 2mのハシの話はとても為になりました。「未来」を語り、「過去」のこんきょを出して、「現在」の事を書く事が重要だと知りました。
- 「仕事で気分転換する」ということや、好きなことをやる!ということ。
- 半年ぶりに参加したのですが、支援のあり方について見直さなければいけないと思いました。また、自分にはリフレッシュが足りていないとこにも気づかされました。
- 中学生の頃に好きだったパソコンスキルは凹んでいる部分じゃない、ブランクがあるだけ。
- 障害は自分の頭の中にあるのではなく相手の中にあるもの障害者を人として
扱っていない相手こそ障害のある人で、自身がどうなりたいかその為にどんなことが必要か目標を持って何事も行なっていれば気にしなくなる。 - 人間関係は必須。→人間関係とは2mの箸を持って食事をしているようなもの。
- 今までの経験を思い出し、「何故私が働けてきたのか」を考えることができました。人に伝えることのできる税理士になります。