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第11回障がい者雇用を考える会 

  • 日時:2014.09.18(木)11:30~13:30
    【発表者】株式会社江坂-起業家支援センター 代表取締役 髙木 学
  • テーマは「大阪府障がい者サポートカンパニーの優良企業になって」

    ▼発表者メッセージ
    弊社では、前身となる有限会社 総合システム研究所の頃から、障がいをもつ方々を実習生として受け入れてきました。現在までの受け入れ人数は50人を超え、多くの方が実習後に就職しています。
    そのような実績が認められ、弊社は障がい者の就労支援と雇用拡大の促進を目的とした制度、『大阪府障がい者サポートカンパニー』に登録したところ優良企業となりました。
    今回は、上記の制度についての意義や概要のお話を通じ、障がい者の雇用や職場への定着を図ることの大切さや、そのために必要なことについて考えます。

    【タイムテーブル】
    11:30 開会 主催者あいさつ
    11:35 報告者による発表
    11:55 会食準備
    12:00 会食・テーブル討論
    13:20 アンケート記入
    13:30 閉会

    報告

    9月18日、11回目の障がい者雇用を考える昼食会を開催し、弊社の代表取締役である高木学が報告者を務めました。

    高木ははじめに、「今回の話の主旨は、『弊社が優良企業に認められて嬉しい』ということではなく、『大阪府障がい者サポートカンパニー』という制度を皆さんに知っていただき、障がい者雇用への取り組みを強めてもらいたい、ということです」と話を切り出しました。

    それから、2008年より精神障がい者を実習生として受け入れ始め、これまでの受け入れ人数は50人を超え、多くの方が実習後に就職していること、昨年4月から就労継続支援A型事業所を開設し、これまでに19人の一般就労を目指す精神・発達障がい者を雇用していること、また精神・発達障がい者職場サポーター養成研修事業の職場体験協力事業所として、障がい者の就労をサポートする人材の育成にも取り組んでいることを話しました。

    さらに、このような活動が認められ、『大阪府障がい者サポートカンパニー』に登録したところ優良企業に選ばれたと話し、この昼食会で以前出た案を基に作成されたという、登録企業に配布されるステッカーについて紹介しました。

    高木はつづいて、この『大阪府障がい者サポートカンパニー』という制度について概要を説明し、登録条件はさほど厳しくなく、弊社に仕事を出してくださっている会員企業様にも登録していただける可能性があることや、登録企業の中でも吹田の企業の数が多いこと、さらに登録されれば、融資の際に金利が下がるなどの優遇もあることを話しました。

    最後に、「吹田でこの制度の認知度を高め、より多くの企業に障がい者雇用に対する関心をもっていただくことで、吹田を障がい者雇用日本一の街にしたい。この地域から障がい者雇用の輪を広げたい」と締めくくりました。

    高木の話の後、参加者全員でディスカッションを行いました。テーマに関する話だけではなく、企業の方から「障がいをもつ就労者の気持ちを知るにはどうしたらいいか」という質問や、行政書士の方から「障がい者雇用を進めるにあたって、どういうところに着目すればよいか」というような質問があり、企業や就労支援施設の視点から、さまざまな意見が出ました。

    「障がいの特性で相手を見るのではなく、その人を人間的な興味の観点から知ろうとすることが必要」「ひとりひとりの性格に合った支援が必要」といった意見もあり、形式的な対応ではなく、人を人として見る姿勢が大切だということについて、より理解が深まりました。

自立センターえさか

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