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第11回座談会
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日時:2011.03.10(木)18:30~20:30
「小さな会社の人材育成 ~ 人を生かす経営とは ~」
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江坂が好き!な経営者のための、第11回座談会を開催します。
テーマは
「小さな会社の人材育成 ~ 人を生かす経営とは ~」問題提起者 人財コンサルタント 社労士・行政書士 横瀬 克之 さん です。
人材育成をテーマにしてほしいとの声にお応えし、人財コンサルタントの横瀬さんが問題提起を行います。
横瀬さんは、サラリーマン時代は大手企業の営業マンでしたが、ノルマ重視で人間性を認めてくれない経営陣と合わず、不良社員への道を歩みそうになります。
そんな時、資格を取って独立開業という道を見つけ、「人を生かす経営者」を応援し、社員と共に成長していこうと社会保険労務士になりました。
自らの経験を活かし、日々、経営者と切磋琢磨しながら成長を続ける横瀬さんと、人材育成の本質は何かを学びたいと思います。
報告
座長の高木の挨拶の後、今回のテーマについての話がはじまりました。
横瀬さんのお話は「人材育成は本当に必要?」と少し驚きの内容からはじまります。
30分の中で様々な理論を具体的な事例をあげながら、説明していただき、盛りだくさんの内容でした。
その中でおもしろいなと印象に残ったのは
動機づけについての部分で
・満足を感じるとき事例としては、承認、達成、仕事そのもの、責任、昇進などに起因するものがある。
・不満足を感じた事例としては、方針、監督方法、給与、対人関係、作業条件などに起因するものがある。
ということで、満足と不満足の内容は相反するものではないということ。
不満足の内容を解消したからといって、満足するのではなく、「不満足のない状態になるだけ」ということでした。
「生き生きと職場で働けるよう、コーディネイトするのが経営者の仕事である」とし、それが「人を生かす経営」であると横瀬さんはおっしゃっていました。
その後、株式会社植田モータースの代表取締役 松田さんに乾杯の音頭をとっていただき、会食しながらの自己紹介と討論がはじまりました。
横瀬さんの話を聞いて、サラリーマンだったときに、どんな時に働きがいを感じ、どんな時に不満や不信感を感じたかということを思い出された方もいらっしゃったようです。
横瀬さんのお話や討論の中でさまざまな学びをされたようでした。
(以下、アンケートより抜粋)Q.今日の座談会に参加して学んだことや、気づいたことを教えてください
- 社員の能力の判断基準があり、数値化する事が出来る
- 人材育成とは子育てと同じだと思った
- 効果的な人の採用の仕方、人を雇用する際の留意事項。テーマを離れた参加者の雑談も非常に役立ちました。
- 従業員の定着の悪さ
まだまだ話は尽きない中、定刻になり、閉会。
閉会後は、例によって残った方で明け方まで語り合いました。