江坂が好き!な経営者のための、第14回座談会を開催します。

テーマは　
「資金調達を成功さよう！その理想と現実」

問題提起者は
金谷修司税理士事務所　税理士
江坂-起業家支援ネットワーク副理事長
金谷　修司　さん です。

若さ！と情熱！と誠意！で提案する税理士として活動されている金谷さんを問題提起者としてお招きします。

バブル崩壊に続き、リーマンショック以降、資金調達に苦労されている方も多いのではないでしょうか？

経営の健全化を図るための資金調達の理想と現実について、専門家の観点から問題提起を行っていただく予定です。

討論は銀行関係の方にも参加いただける内容だと思います。

報告

高木の挨拶の後、以下のレジュメに沿って、金谷さんのお話がありました。

・資金調達とは何か

・借入をするのはどんなときか？

・資金調達の理想と現実
　１．失敗する資金調達
　２．理想の資金調達
　３．現実の資金調達

・貸したい会社、貸したくない会社
　１．貸したい会社
　２．貸したくない会社（貸せない会社）
　３．格付け

・金融機関とうまく付き合う方法

難しくなりがちな内容ですが、具体的な数字を出しながらのわかりやすい説明で、参加者の方々はご自身の会社の話に置き換えて聞くことができたのではないかと思います。

資金調達がテーマでしたが、自分が借りたいという人よりも、聞かれた時のための勉強を目的とする人の方が多かったように思いました。

その後、ミネルヴァ経営合同会社の上船さんに乾杯の音頭をとっていただき、会食しながらの自己紹介と議論がはじまりました。

（以下、アンケートより抜粋）

Q．今日の座談会に参加して学んだことや、気づいたことを教えてください

• 資金調達の方法は融資を受けることだけではないということに改めて気付きました。
  融資を受けるということは金利以上の儲けを出せる人がすることであるということ。
  そのような経営能力、返済能力が十分でない起業家、経営者の良き相談相手となるべく勉強したいと思います。
• 色々な悩みをかかえている方がたくさんおられ、もっともっと、聞くということをやらなければならないこと
• 無担保でも借りられるのが少し分かりました。
• 本音の話が聞けてよかった。
• 黒字経営の大事さ、銀行員との付き合い方
• 貸したくない会社になる前に手を打つことが大切。
  地銀、信金に１万円でもいいから定期積立し、担当者に集金に来てもらい、仲良くなる、など実践的なノウハウを知ることができて良かった。
• やっぱり売上、上げなきゃね
• 大手銀行よりも地銀、信金のほうが中小企業は借入しやすい。
• 銀行の方のお話をうかがえて良かった。
• 再度確認しました。粗利益確保の為の売上額の決定（粗利率の確保）
• 借りたい人が借りれないのは、返済能力のない人が借りれないのだなと改めて思いました。
  事業計画を持っていない経営者も多いので、そういう方々に勉強の機会が得られ、借り入れできるようになるといいなと思うのですが・・・
• 金融制度の種類や現実の資金調達の基準を知ることができた。
  銀行員としての物の見方（経営者の人間性に対する評価）を知ることができた。
• 銀行との日ごろの付き合いも必要だ。
• それぞれの企業の社長さんのとらえ方（資金調達について）が学べました。
  資金調達と同じぐらい自社利益向上が必要であるということ、つまり景気動向などに振り回されずより良い進化をとげて正しい資金調達をすべきだと思いました。
• 資金調達と同じかそれ以上に売上を上げるのが難しい。
• 銀行と判断と同じであり、是非中小企業の社長様が理解してくれれば、スピーディーな判断ができると思う。

定刻となり閉会。
閉会後も、引き続き遅くまで江坂-起業家支援センターの一角で語り合いました。