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第49回座談会
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日時: 2013.10.09(水)18:30~20:30
「『仕事のやりがい』を高めるための評価制度のヒント」
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江坂が好き!な経営者のための、第49回座談会を開催します。
テーマは
「『仕事のやりがい』を高めるための評価制度のヒント」問題提起者は
株式会社インフォアライブ 代表取締役 高垣 直史 さん です。「これが完全」という評価制度は、世の中にあるのでしょうか。
多くの会社が「どうしたら社員の士気が上がり、業績の向上に結びつく評価制度を構築できるか」に悩んだことがあるはずです。
しかし、どんなに良い(と思われる)制度を作っても、その制度や運用に対する社員からの信頼感や納得感が得られなければ、上手くいかないのも事実です。そこで、今回はこの問題について、これまでに高垣さんが実際に導入してきた幾つかの評価制度や社員と価値観を共有するための取り組みなどをご紹介します☆
興味のある方はお気軽にご参加ください!
報告
座長の高木の挨拶があり、次に株式会社インフォアライブ 代表取締役 高垣直史さんの問題提起が始まりました。
高垣さんは、細分化したスキルシートや、挙手制の昇給、業績連動型ボーナスなど、
これまでに採用してきた様々な評価制度について、一つずつその概要と問題点を分かりやすく解説されました。続いて、給料以外の「やりがいの仕組み」についても説明され、上手くいった例として、
商品券を優勝特典にした社内プレゼンテーション大会と、社員全員による毎朝30分のブレインストーミングを紹介されました。そして、高垣さんはこれまでの経験を踏まえ、「仕事のやりがいを高めるのは制度ではないと思っている。社長の仕事への情熱を社員と共有する場を持ち、その情熱をちゃんと伝えていくことが何よりも大事である」と述べられ、お話を締めくくられました。
高垣さんのお話が終わった後、A&Mアレッジマネジメント株式会社 代表取締役 和田秀一さんに乾杯の音頭をとっていただき、会食しながらの意見交換が始まりました。
高垣さんのお話を伺って感じたことや質問したいことについて参加者の方々に発表していただき、活発な意見交換が行われました。様々な「やりがいの仕組み」を思い付き、失敗を恐れずにどんどん実行に移してきた高垣さんの発想力や勇気に、賞賛の声が多く上がっていました。
また、社員の立場で参加されていた方々に、「どのようなときにモチベーションが上がるか」ということをお話しいただき、仕事自体のやりがいや社長に褒められることの影響について議論を深めていきました。
そして、社員のやりがいについてだけではなく、高垣さん自身のモチベーションアップの方法について、高垣さんは「何でも情報を仕入れることが自分のモチベーションアップにつながる。新商品を見るとワクワクするんですよ」と述べられました。
(以下、アンケートより抜粋)
Q.参加して良かったことや学んだこと、気づいたことを教えてください
- 経営者と従業員が同じベクトルを向いていないと、組織を活性化させることは困難であるということ。
- 失敗にめげずに試み続ける姿勢はすごいと思う。
- アイデアの発想が素晴らしいなと思いました。インプットしたものを社員さんと共有することで活かすことができるというお話は興味深かったです。
- 社長の情熱が大切だということ。評価制度だけでは、組織は成り立たない。雰囲気づくりが大切だということ。
- 自分のしたい仕事をしている時に楽しくなる。自分達でつくる、自分達で良くするという気持ちがモチベーションアップにつながる。
- 高垣さんの熱い想いをお聴きできたのでとても良かったです。
- 代表の仕事への情熱を共有する場がないとダメ、という点に共感いたしました。
定刻となり閉会。
閉会後もほとんどの参加者の方々が残り、引き続き江坂-起業家支援センターの一角で熱く語り合いました。